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MEET UP
SENDAI IT COMMUNE
meetup #03は
東京・渋谷で開催!
どんな方が来場してるの?
参加者の声をご紹介します!
仙台のIT企業に興味を持つ50人が参加
仙台と東京のITに関わる人たちがつながり、交流する「SENDAI IT COMMUNE meetup」。その第3弾が2018年2月23日に開催されました。
会場は、東京・渋谷にある「TECH PLAY SHIBUYA」。この場所では業界の最前線で活躍する企業やエンジニアから、知識やノウハウなどが学べるイベントが豊富に行われています。
今回のテーマは「Youは何しに仙台へ?」。仙台に本社や拠点を置く企業が集まり、講演とパネルディスカッションを行ったあと、登壇者、来場者が自由にコミュニケーションをとれる懇親会を開催。
そちらに潜入し、どんな思いで今回参加したのか、また話を聞いた感想などについてインタビューを敢行しました!
今回のイベントには計50人が参加。「なぜこのイベントに参加したのか?」「なぜ仙台に興味を持ったのか?」などを、参加者に伺ってきました!
仙台が好き。だからいつかは仙台の仕事がしたい
クリエイティブの企画制作、サービスデザイン、ビジネスディベロップメントなどを手がける会社で、取締役執行役員を務める木村 隆二(きむら・りゅうじ)さん(38歳)。「仙台で何か事業ができないか?」と考え、参加したそう。
<今回来場されたきっかけを教えてください>
知人にこのイベントを教えてもらったのがきっかけです。最近仙台のIT、WEB、DIGITAL業界が盛り上がってきているという噂を聞いてまして、何らかの接点を作れないかと探っていたところでした。
<なぜ仙台で事業をしたいと思っているのですか?>
仙台出身だからです。「好きな場所だから関わりたい」と思っています。私だけでなく仙台出身者は地元愛が強いと思いますよ。
<参加してみていかがでしたか?>
まだ具体的にやりたい事業を考えているわけではないので、今回はあくまでも情報収集。実際、現在の仙台のリアルなビジネスについて知ることができ、新たなつながりもできたので良かったです。
<仙台でお仕事はできそうですか?>
東京と比べて案件価格帯に差があるのか、リモートで仕事ができるのかなど、まだまだ検討すべき課題はあります。ですが、近い将来には仙台ローカルの仕事もしたいですね。
Uターンの可能性を見据えて、仙台のIT事情を情報収集
ポータルサイトの運営を行う会社で、広告配信に関するエンジニアとして勤務する森谷 優大(もりや・ゆうだい)さん(25歳)は入社1年目。高等専門学校を卒業するまでは仙台に住んでいたそう。
<どこでこのイベントを知りましたか?>
登壇者の楽天株式会社・半谷充生さんと知り合いで、教えてもらいました。
<仙台の企業への転職を考えているんですか?>
まだ今の会社に入って1年目なので、すぐに仙台で働きたい、帰りたい、という気持ちはありません。ですが、「いつかは地元の仙台で働くのも良いかな」と思っています。その時は起業ではなく、どこかの会社に入れればいいな、と考えています。
<その時のためにも、仙台のIT事情を知りたかったんですね>
はい。今日は、仙台のIT企業が実際にどんなビジネスをしているかが聞け、また懇親会ではIT業界の方々とお話しできたので有意義でした。こういったイベントのニーズはかなりあると思います。
<仙台の魅力を教えてください!>
仙台は住みやすい場所だと思っています。馴染みがあるから、というのもありますが、街のサイズが丁度良いのが好きなところですね。
仙台にいつか関わりたいという気持ちを持つおふたり。東京にいながら、実際に仙台のIT業界の様子を知ることができるのも東京開催の醍醐味ですね。
おふたりのような方が、距離を超えて仙台に関わる仕組みができれば、可能性がさらに広がるかもしれません。
地方での起業を見据えて。ITに強い仙台で働きたい
山崎 将和(やまざき・まさかず)さん(25歳)は都内にある物流会社の社内SEで、在庫管理を行うソフト作りなどをしているそう。「SENDAI IT COMMUNE meetup」に参加したのは、今回で2度目。
<イベントに参加したきっかけを教えてください>
高校卒業からずっと同じ会社で働いており、今は転職を考え中。これまでは都内で働いてきたので、これからは地方で働きたいと思っています。
<ご出身は仙台なんですか?>
いえ、出身は山口県です。ただ、ITに強い地方で働きたいと考えているので、そのイメージのある仙台を候補として考えているんです。
<仙台では、企業に入って働きたいと考えているんですね>
ゆくゆくは起業をしたいと考えていますが、まずは会社に入社し勉強できればと思っています。正直「どんな仕事でも良い」という気持ちも少しありますが、やっぱり今までやってきたエンジニアとして働きたいですね。
仙台に拠点がある企業の話を聞いて、とても参考になりました!
MESSAGE FROM “TECH PLAY”
今回のイベントの会場「TECH PLAY SHIBUYA」は、東京・渋谷にある“IT”に特化したイベントスペース。業界の最前線で活躍する企業やエンジニアから、知識やノウハウなどが学べるさまざまなイベントを開催しています。「SENDAI IT COMMUNE」を実施していくうえでパートナーとしてイベントに協力している、TECH PLAYのプロデューサー・鳴釜 優子(なるかま・ゆうこ)さんにお話を伺いしました。
<イベントを通してまず感じたことを教えてください>
“仙台市”という行政と民間企業が、一体となって仙台を盛り上げようとしている姿勢がとても印象的だと感じています。
<仙台市に対しては、どのような印象を持ちましたか?>
一緒にイベント企画をしている市役所の担当の方が、各企業についてよく知っていると思います。どの企業が「今どんなことを考えているのか」や「どんなことを伝えるのが得意そうなのか」など、企業や社員の方と密にコミュニケーションをとっていないと分からない情報までしっかりと把握されていることに、いつも驚かされています。
<仙台のIT企業に対してどのような印象を持ちましたか?>
どの企業の方々も、「仙台市を盛り上げていきたい! できることがあれば協力します!」と、積極的にイベントの内容や場づくりに対するご提案をしてくださいますね。仙台に対しての情熱の強さ・深さや「一体となって仙台を盛り上げていく!」という価値観ができていることはとても素晴らしいといつも感じています。
<今後、仙台と一緒にやってみたいことはありますか?>
2017年度は東京で3回・仙台で1回イベントをご一緒させていただきましたが、行政と民間企業が一緒に取り組むコミュニティづくりとしては、まだ始まったばかり。私自身、仙台には事業的に魅力的な企業はもちろん、人間的にも魅力的な方々がたくさんいらっしゃることをイベントを通して知ることができたので、その魅力を多くの方に伝えていきながら、継続的にさらにコミュニティの密度を深めていきたいと思っています。
また、「仙台で働く」、「仙台で生きていく」ということが、幸せな選択肢の1つとして頭の片隅に残るような状態をつくれればいいな、と思っています。
TECH PLAY プロデューサー 鳴釜 優子(なるかま・ゆうこ)
2006年 株式会社インテリジェンス(現 パーソルキャリア株式会社)に入社。転職支援をおこなう人材紹介サービスの法人営業としてIT業界を担当。スタートアップ企業からグローバル展開企業まで幅広いお客様に対して採用コンサルティングを実施。6年間の営業経験後、これからの時代の中心はエンジニアになるとTECH PLAYを立ち上げる。現在はプロデューサーとして、エンジニアのコミュニティ支援や企業の技術ブランディング支援を行う。
行政と民間企業がフラットに意見を交換し、一緒に仙台を盛り上げようとしていることは、全国的に見ても珍しいのかもしれません。風通しのいいIT業界らしさを活かした仙台市の動きは今後も広がっていきそうです。
PROFILE
仙台にオフィスをもつIT企業が中心となり、業界全体を盛り上げていこうと様々なイベントや交流会を企画していくコミュニティです。エンジニアやデザイナー、テクノロジーに関わる人たちが技術情報やノウハウを交換し合えるコミュニティとして育てていきます!また、「SENDAI IT COMMUNE」では、これから一緒に仙台を盛り上げてくれるコミュニティメンバーも大募集しています。
会場:TECH PLAY SHIBUYA
Photo:稲田拓郎
Words:河島まりあ