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PEOPLE

業界研究のススメ!
「仙台IT業界」を知ろう・体験しよう

就活を控える学生たちが最初に行う「業界研究」。
現場や仕事について体験できる「インターンシップ」。

今回は、現在大学3年生で、これから就活をスタートさせる学生二人が仙台IT業界への理解を深めるべく、業界内で活躍する人・企業にお話を聞いてきました!インタビューしたのは、県内のIT企業が集まり業界の活性化を目的に活動する「一般社団法人 宮城県情報サービス産業協会(MISA)」と、インターン受け入れを行っている「株式会社ナナイロ」「株式会社NTTデータ東北」。

仙台のIT業界の「今」と「未来の可能性」、そしてIT業界におけるインターンの目的やその内容とは…? 学生たちが見出したIT業界の魅力とは…?
たっぷりとお話を伺った上で、学生たちが感じたストレートな思いもお伝えします。

インタビューをしたのは…
仙台・宮城の気になるあれこれを自ら調査し発信!
COLORweb学生編集部
左から中村穂香さん及川瑠莉さん
中村穂香/及川瑠莉

成長できるチャンスがいっぱい
仙台IT業界の魅力を知る!

普段、大学で文系の勉強をしている二人がIT業界全般の動向を知るために最初に向かったのは、一般社団法人 宮城県情報サービス産業協会(以下、MISA)。
MISAの理事を務める、髙谷 将宏さん(株式会社エヌエスシー常務取締役)にお話を伺いました。

髙谷将宏さん

仙台IT業界の動向

  • 及川さん:仙台・宮城にあるIT企業の数や規模感について教えて下さい。

  • 髙谷さん:県内には、個人や少人数の小さな会社も含めると500近い企業があります。
    仙台に本社を置く企業が多いですが、大手企業の仙台支店もたくさんあります。

    売上でみると、宮城県は全都道府県の中で10位前後をキープしている立ち位置です。

  • 及川さん:かなり上位なんですね!扱っているのはどのような分野が多いですか?

  • 髙谷さん:IT企業にはそれぞれ得意分野があります。
    仕事で使うシステム、サーバーやWi-Fiのようなインフラ、皆さんにも身近なゲーム、ホームページなど、それぞれ徐々に数が増えて今の状況になってきました。

    首都圏から依頼を受ける仕事も多く、システムの一部を作るとか、ゲームの背景やキャラクターを作るとか、本当にいろんな仕事があるんですよ。
    近年は人口減少に対応するため、DXなど業務効率化に関係する仕事が増え続けています。

 

髙谷将宏さんのお話を聞いている中村穂香さんと及川瑠莉さん

IT人材に必要なのは、
コミュニケーション能力

  • 中村さん:IT業界というとエンジニア職のイメージが強く、特別なスキルを求められるのではないかと考えてしまいますが、実際はどうなのでしょうか。

 

お話をする中村穂香さん

  • 髙谷さん:そんなことはないですよ。例えば私は元々別な業界にいたので、プログラミングは得意ではないです。
    専門的なスキルよりも、仕事に興味を持つことやコミュニケーション能力の方が大事で、それがある人は後から技術が身につきます。だから、文系の人を採用する企業もたくさんあるんですよ。

    仕事をしていると良いことばかりではないので、柔軟に考えたり、誰かに頼ったり、自分にも他者にも寛容な人であることは必要。チームとして仕事をするために大切なことです。

  • 中村さん:ITのお仕事をチームでやるというイメージはあまりありませんでした。

  • 髙谷さん:それぞれの担当があっても最後はひとつに繋げていく必要があるので、チームワークが重要な仕事です。

    また、複数の会社が連携して開発をするということが多く、業界内での交流も盛ん。多様な出会いがあることも仙台・宮城の特徴と言えます。

    今は、官学とも連携しながら、宮城の人材に宮城で活躍してもらうことを目指して様々な活動をしているところです。たくさんの人が関わって業界が広がっていることを実感しています。

 

お話をする髙谷将宏さん

幅広いスキルが身に付く環境

  • 及川さん:業界としても成長を続けているんですね。私は地元である仙台に暮らしながら仕事をしたいと思っています。
    仙台・宮城ならではの特徴があれば教えて下さい。

 

中村穂香さん

  • 髙谷さん:様々な会社がチームとなって一緒に開発をする仕事や、首都圏との近さを生かした大きな開発に関われることが非常に多いです。
    自社だけでないリソースと交わることでスキルが身に付き、仙台にいながら仙台以外の仕事もできます。

    しかも、首都圏と比べると仙台での仕事は一人ひとりに任せられる領域が広いので、プロジェクトの“パーツ”ではなく一連の工程に携われる機会も多い。成長できる場が仙台・宮城には大いにあると感じています。

やりたいことを実現することからスタート!

MISAの冊子を読む髙谷将宏さんと中村穂香さんと及川瑠莉さん

  • 中村さん:文系の自分はIT業界にはチャレンジできないのではと思っていましたが、考え方が変わりました。キャリアのヒントがあれば知りたいです。

  • 髙谷さん:IT業界で仕事をする上で一番大切なのは、IT技術を活用して何をしたいのかという目的意識です。
    やりたいことがあって、それを実現するにはどんなスキルが必要かを考え、そこに向かってプログラミングなどを実践していく。そのプロセスが一番効果的で、スキルが身に付く機会になります。

    キャリアアップの一環として、転職を肯定的に捉える業界でもあるので、やりたいことを形にしながら自分らしく働く方法を積極的に見つけてもらいたいですね。

 

談笑する中村穂香さんと髙谷将宏さんと及川瑠莉さん

仙台IT業界に興味を持ったら、インターンシップに参加しよう

業界の動向や魅力を知り、「自分にもチャレンジできるかも!」とますます興味が湧いた二人。もっと具体的に仕事を知るには、インターンシップが有効!ということで、学生向けインターンシップを実施する地元企業2社にもお邪魔してきました。

「自分の適性を知るために活用してほしい」
株式会社ナナイロ

株式会社ナナイロのポスター

業務系システム、ECサイト構築、WEBアプリ全般等のソフトウェア開発をメインに、多岐にわたる事業を手掛ける「株式会社ナナイロ」。事業部それぞれのやりたいことを軸にしているのが特長だそう。ちょうど一年前にも、COLORweb学生編集部メンバーの取材記事にご協力いただきました。
▶︎「学生」×「ITパーソン」いま、どんな働き方をしてるの?を聞いてみた。
今回はディレクターの山口和彦さんにお話を伺いました。

 

山口和彦さん

Q.インターンを実施する目的や実際の内容について教えて下さい。

A.一番の目的は、ナナイロに興味を持っていただくことです。最近は、文系の方の志望も増えてきました。そのような方々にご自身の適性を知る場としても活用して欲しいと考えています。

2023年2月に実施するインターンシップでは、業界や仕事の中身を知っていただくための内容を中心に、1日目はナナイロの紹介の他、業界研究講座、プログラミング業務体験、2日目はITによる課題解決の提案書を作成するシステムエンジニア業務体験を予定。
限られた時間ですが、IT企業の責務まで体感していただきたいなと。また、リアルな会社の雰囲気を掴んでいただくため、若手社員との座談会も盛り込みたいと考えているところです。

 

インターンシップでのプログラミング業務体験の様子

インターンシップでのプログラミング業務体験の様子

 

 

Q.インターンでは、学生のどんなところを見ていますか。また、過去のインターンから実際の入社につながった事例があれば教えて下さい。

A.インターンの中で参加者を評価することはありません。むしろ提供する側として「ちゃんと理解していただいているか」といったことに気を配りながら進行するように心掛けています。
過去のインターン参加者の中から入社した方は2名。社員が働く姿、私たちの考えなど、リアルなイメージを伝えられたおかげではないかと感じています。

 

質問する中村穂香さん

 

Q. 就活中の学生に向けたメッセージをお願いします。

A.「何のために働くのか」という答えにたどり着き、その目的が実現できる会社で働けることがベストだと思います。
仙台のIT企業の魅力は、幅広い業務に関わることで多様なスキルが身に付くことや、仕事とプライベートの切り替えがしやすい環境にあると思います。皆さんの理想に合致していたら、ぜひIT業界を選んで頂ければと思います。

 

左から及川瑠莉さん髙谷将宏さん中村穂香さん

 

株式会社ナナイロ 学生向けインターンシップ
開催日時:2023年2月21(火)~22日(水)
定員:6名程度
募集期間:2023年1月末まで(定員になり次第締切)
▶︎株式会社ナナイロのインターン情報を見る

「キャリアのヒント、入社後のギャップ解消に」
株式会社NTTデータ東北

株式会社NTTデータ東北のフロント

 

NTTデータグループとして仙台(本社)を拠点に、情報システムやサービスを提供する「株式会社NTTデータ東北」では、社員参加型のインターンを複数回開催しています。担当する経営企画部 企画グループの秋山梓乃さん、齋藤大喬さんからお話を伺いました。

 

経営企画部企画グループの秋山梓乃さんと齋藤大喬さん

 

Q.インターンを実施する目的や内容について教えて下さい。

A.当社を理解して頂くこと、仕事のイメージを掴んでもらうことを目的としています。また、皆さんがどんなことに興味があるのか、どんなことが喜ばれるか知りたいという思いがあり、コミュニケーションの場にもできたらいいなと考えています。

夏には、当社社員が実際に受けるビジネス系の研修を半日、オンラインで体験してもらいました。冬については、上記のプログラムに加えて、プログラミング言語を活用して、システム開発の流れを体験する内容を、初心者と経験者に分かれて、一日かけて実施予定です。
いずれも社会人になった以降も役立ち、キャリアのヒントになるような内容を心掛けています。一方で、「IT=プログラミング」だけではない、仕事全体の流れや役割についてもしっかりお伝えしています。

 

仙台トラストタワー21階にあるオフィス

仙台トラストタワー21階にあるオフィス
フリーアドレス制を導入している

 

 

Q.インターン中は学生のどんなところを見ていますか。

A.グループごとに社員が入り、一人ひとりがどう考えているのか、どう参加しているかを見ながらフォローをします。社員とのコミュニケーションの中で、弊社の社風を知っていただきたいですね。

システムエンジニアは地道な作業や細かい積み上げが必要な仕事でもありますが、インターンでそれを体感した上で志望してくれた時はより嬉しく感じます。
実は、インターンシップ参加後も、会社説明会や合同説明会などに、リピーターとして参加してくれる方もいるんですよ。

 

齋藤大喬さんと秋山梓乃さん

Q. 就活中の学生に向けたメッセージをお願いします。

A.インターンは世の中にある会社にたくさん触れられる貴重な機会なので、ぜひ活用して就活の参考にしていただけると嬉しいです。(齋藤さん)
私が就活していた時は「一喜」はしても「一憂」はしないということを心掛けていました。まずは心身の健康第一で頑張ってください!(秋山さん)

 

談笑する齋藤大喬さん秋山梓乃さん及川瑠莉さん中村穂香さん

 

株式会社NTTデータ東北 冬季インターンシップ
開催期間:2023年1~2月で実施予定
定員:ビジネス系20名程度、開発系40名程度
▶︎株式会社NTTデータ東北のインターン情報を見る
マイナビ2024
キャリタス就活2024

IT業界の懐の広さ、未来の可能性を実感!
取材を終えた学生たちの声

たくさんのお話を伺うことができ、IT業界に対してのイメージが大きく変わりました。
文系の私たちには難しい業界だと思っていましたが、ITが課題解決のための手段であると考えると自分のやりたいことにもマッチしそうです。
プログラミングなどの技術をはじめから求められるとは限らず、文系でも経験・知識を活かせそうとも感じました。

また、仙台には500近いIT企業があると知り驚きました!業界の盛り上がりも知ることができ、今後さらに注目していきたいです。
自分の適性を探りながら共感できる会社を見つけるため、思いきってIT企業のインターンにも参加してみたいと思います!

PROFILE

COLORweb学生編集部

仙台・宮城の若者にフィーチャーしたWebマガジン。「仙台・宮城ライフをカラフルに!」をテーマに掲げ、独自の目線で気になることを調査したり、 ストリートスナップやミュージシャンへのインタビュー、 カフェ取材、 企業とのタイアップなど、幅広い活動を展開中。

一般社団法人 宮城県情報サービス産業協会(MISA)

県内のIT企業が集結し、地域社会の高度情報化の促進と産業・経済発展への貢献を目的に設立。宮城県内約220事業所の正会員・賛助会員のほか、宮城県・仙台市はじめ11機関・団体による特別会員により構成されている。

株式会社NTTデータ東北

NTTデータグループとして仙台(本社)を拠点に、情報システムやサービスを提供。公共・金融・法人の3つの事業分野に加え、分野に共通してDXを推進し、企業のITパートナーとして課題解決や事業発展を支援している。

株式会社ナナイロ

ITによる顧客のビジネスや社会への貢献を重視し、ソフトウェア開発、ウェブサイト制作、デザイン、コンサルティングなど、「IT×Creative」を提供。各事業部の「やりたいこと」を軸に、多彩な事業を展開している。

一般社団法人 宮城県情報サービス産業協会

Photo:寺尾佳修
Words:扇かおり
※撮影時はマスクを外していただきました。