04/20FRI
PEOPLE
おしゃれなカフェで
IT女子による
女子会を開催!
仙台の街について、
ITの仕事について、
女性目線の本音トーク
一番町にひっそりと佇むカフェ、Botanicalitem & cafe’ CYAN。まだ肌寒い日の夕方、IT系企業で活躍する女子3人が集まってきました。
まだまだ男性社会のイメージが強いIT企業…実際どんな風に仕事していますか?仙台は暮らしやすいって聞きますが、女性目線だとどうですか?
コーヒーとケーキを囲みながら本音トークをうかがいます。
オンとオフ、自由な時間の使い方
集まっていただいたのは、株式会社メキメキの我妻 美臣(わがつま・みお)さん、株式会社オプトの堀内 依子(ほりうち・よりこ)さん、株式会社CyberZの佐藤 愛美(さとう・まなみ)さん。まずは、毎日どんな1日を過ごしているのかを聞いてみました!
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SENDAI INC.:まずはデザイナーの我妻さんの1日!帰宅してからが充実してますね!
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我妻さん:これはクリエイティブな日です!(笑) 仕事でパソコンを使うので、自宅では手でものを作る時間にしています。
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SENDAI INC.:アクセサリー作りとありますがもしかして今つけているのも・・・?
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我妻さん:手作りです!
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一同:かわいいー!
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SENDAI INC.:寝る前は参考サイト探しが入っていますね。具体的なお仕事というよりは、デザイナーとしてのスキルを磨いている感じです?
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我妻さん:そうですね、今流行っているものなども押さえておきたいです。ピンタレストや参考サイトなどを見て、情報収集をしています。寝ている間に蓄積されるみたいなイメージですね。
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SENDAI INC.:次はエンジニアの堀内さん!オンオフがはっきりしてますね。
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堀内さん:私は基本的には自宅で仕事しない派です。パソコンも持ち帰らないことが多いですね。でも、これから子育てなどするようになったら、打ち合わせがない日は在宅も考えようと思っています。
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SENDAI INC.:在宅勤務も可能なんですか?
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堀内さん:私の部署は裁量労働制なので在宅勤務も可能なんです。勤務時間が決まっていないので、電車の空いた11:00頃に出社する人もいますよ。
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SENDAI INC.:自由ですねー!
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堀内さん:そうですね。私は、会社にいる方がオンオフの切り替えがしやすいので、今は出勤するスタイルです。
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SENDAI INC.:最後に、自社サービスのカスタマーサポートと、採用担当もこなす佐藤さん!子育てとお仕事を両立されてるんですね。
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佐藤さん:はい!5歳の長男と、4歳の長女がいます。
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SENDAI INC.:佐藤さんもオンオフがはっきりしてますね!
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佐藤さん:私も仕事は家に持ち込まないタイプですね。携帯やパソコンを触っていても子どもが気になってしまうので、触るとしても、子どもが寝た後にですね。切り替えないと子どもがかわいそうなので、切り替えを大事にしています。
仙台は暮らしやすいとよく言われますが、本当ですか?
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SENDAI INC.:仙台での暮らしって、どうですか?
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佐藤さん:運転しやすいのが助かってます!道路が広いので。もともと関東出身なんですけど、海沿いだったので一本道で渋滞はすごいし…。仙台の人たちは運転の荒い人も少ないです。
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SENDAI INC.:お子さんを連れてお出かけしたりするんですか?
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佐藤さん:車ではたまにですね。近場に公園などがたくさんあり、遊びに行くところに困らないので。子育てしやすいなって思ってます。
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堀内さん:私は仙台に来る前は東京で働いていて。東京にいると満員電車の中、通勤をしなきゃいけなかったので、仙台はすごく快適です。
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我妻さん:東京に比べたら仙台は満員電車とか全然ないですよね!
電車を見送ることもないですしね。 -
佐藤さん:ベビーカーでも余裕を持って電車に乗れますし、不便に感じないです。
席を譲ってもらえたり、人の優しさに触れる事も多くあるのでほっこりします。おじいちゃん、おばあちゃんも話しかけてくれたり。あとは、宮城はやっぱり食べ物が美味しいですね。 -
堀内さん:あと家賃が安いですね!東京の家賃だと会社からアクセスしやすいところに住むのがなかなか難しくて、仙台だと頑張れば住めるかもという物件があるので選択肢も増えていいなと思います。生活の質も上がりました。
自分に合ったスタイルで仕事に向き合う3人。仙台の暮らしやすさがそのスタイルを実現するサポートになっているようです。
開発もデザインも、顧客対応も採用も。IT企業の職種は広い。
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SENDAI INC.:IT企業といってもみなさんそれぞれにお仕事が違いますよね。改めて、仕事内容をくわしく教えてください!
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堀内さん:私の会社はインターネット広告の代理店なのですが、私自身は社内向けツールのエンジニアをしています。
広告の効果測定をしたデータをから、自動でレポートを作成したりグラフで表示するようなシステムの、データウェアハウスの部分の開発が私の担当です。
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佐藤さん:私は広告代理店の会社に勤めていて、業務内容は自社で行なっている新しいサービスのカスタマーサポートと仙台支社の採用担当の二つを担当しています。
採用と言っても、幅広く広報などの業務も担当していますね。
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我妻さん:私は、Web制作会社で主にデザイン面を担当しています。打ち合わせに行き、どういうものを作るかをヒアリングしてデザインを作っていくという感じです。お客さんと直接やりとりする仕事ですね。
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SENDAI INC.:我妻さんは地元が宮城ということでしたが、デザインはどこで勉強されたんですか?
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我妻さん:東北工業大学のクリエイティブデザイン学科で学びました!会社ではWebデザインだけではなく紙やポスターなど幅広くやらせてもらっています。
IT業界って男社会?
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SENDAI INC.:IT業界って男性が多いイメージがありますが、お仕事する上で支障を感じたりすることはないですか?
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堀内さん:たしかにエンジニアは男性が多いですね。うちのエンジニアは仙台だと12人中4人は女性なのですが、東京だとほぼ男性です。でも、あまり女性だからとかいうものを特別感じることもなく、女性だからこれができないっていうのはすごく少ない業界 ・職種だと思います。
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SENDAI INC.:男女フラットに働けるってことでしょうか?
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堀内さん:そうですね、IT業界って『女性はこうあるべきだ』っていう考え方をする人が少ない気がします。
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佐藤さん:うちは広告運用アシスタントチーム、デザイナーチーム、カスタマーサポートチームがいるのですが、30人中男性が9人で残りが女性です。女性が多いので子育てなどにも理解が得やすいです。あと、会社自体が子育てしている人向けの動線を作ってくれているので、ITの業界だからできないっていうのは感じませんね。
風通しのいい環境で、働き方改革!
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SENDAI INC.:会社の制度に対して、自分たちで働き方を提案したりもしますか?
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佐藤さん:東京の人事の方が子育てを体験しているので、「子育てはこういうものだから、こういうものがあったら嬉しい」っていうのをちゃんと提案してくれて。今では「キッズホリデイ」という、子どもの誕生日が毎年祝日になる制度があって、誕生日当日はお休みをいただけて、会社からお花などのプレゼントがいただけます。
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堀内さん:いい会社ですね。
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佐藤さん:平日に休みを取れる制度もあったりするので、子育てはしやすい環境だと思います。
会社を超えたつながりも!
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SENDAI INC.:他の会社とも風通しがよかったりするんですか?勉強会とか!
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堀内さん:仙台は特に会社同士はつながりやすいなって思っています。仙台に拠点のある他の会社さんたちと合同で、技術イベントを開催したりするコミュニティ、タガヤスの運営をしています。他のコミュニティとも交流がありますが、東北を盛り上げたいっていう共通の目標を掲げてます。
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SENDAI INC.:堀内さんの会社と佐藤さんの会社は、競合会社にあたりますよね…?
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佐藤さん:確かにそうですね(笑)でも仙台支社は営業が在籍しない拠点なので、東京のように営業がクライアントの取り合いをするような、いわゆる「ライバル企業!」という感じはあまりないですよ。
同じ業種同士が繋がって、東北が盛り上がっていければと思っていますね。
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SENDAI INC.:住んでる場所を盛り上げたいっていうモチベーションは素敵ですね。
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我妻さん:私は若い女性の方ともっとつながりたいと思っているんですが、実はそういうイベントに来ている方は年上の方が多いという印象を受けていて。
できれば同年代の方と話したり、つながりたいと思っています。 -
SENDAI INC.:我妻さんはイベントに登壇したりもされてるんですよね?
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我妻さん:この前デジハリさんのイベントに登壇しました。その時に、同年代の方に声をかけてもらったのですが、デザイナーってまだまだ勉強会など少ないので、本当にこういうことって珍しくて。これから、若い方たちとつながれるイベントとかあったらぜひ参加したいです!
仙台の暮らしやすさも助けてか、子育てや家族との時間、趣味や自分の時間と仕事を上手に両立しているお話をうかがえました!自分らしい働き方が選べるのも IT業界の特徴ですね。みなさんそれぞれにやりがいを持ってお仕事されていて素敵でした。
PROFILE
サイバーエージェントグループの株式会社CyberZが2014年4月に設立した仙台支社「Growth Hack Center」。当社はスマートフォンに特化した広告マーケティング会社となり、現在、スマートフォン広告代理事業部の広告運用スタッフ、広告デザイナー、スマートフォンメディア事業「OPENREC.tv」のカスタマーサポートが在籍。
オプトは「INNOVATION AGENCY」として、デジタルマーケティングを軸に、持続的な成長を志す企業のビジネスを革新させ、新しい価値の創造することを目指しています。東京本社では「ADPLAN」を始め、広告主向けの製品を開発しており、仙台オフィスでは社内向けシステムの開発をメインに行っています。
株式会社メキメキはWebサイトのデザイン会社です。幸せと驚きのある豊かなWebサイトを作ることを企業理念に掲げています。クライアントの一員になったつもりで、今抱えている問題点や課題を探ります。お客さまと一緒にとことん考え抜き、高い技術力で最新、最適なWebサイトを構築。ビジネスの成功へと導く一助となります。
取材場所:Botanicalitem&café CYAN (シアン)
Photo:小林啓樹
Words:佐藤早紀