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PEOPLE
学生が本音インタビュー!「IT未経験歓迎」って本当ですか?
トインクスの「育てる採用」とは
「IT業界に興味はあるけれど、専門知識がないと難しそう」と、不安を感じている学生さんも多いのではないでしょうか。
今回は、COLORweb学生編集部の「はなもん」こと東北大学文学部4年の氏家 花爾(うじいえ・はなみ)さんと、「のべたん」こと山形大学社会共創デジタル学環2年の延谷 碧(のべたに・あおい)さんが、東北電力グループのIT企業・株式会社トインクスを訪問しました。
お話を伺ったのは、人事労務課で採用を担当する山田 健弘(やまだ・たけひろ)さんと、文系学部から未経験で入社し、現在はシステム開発に携わる吉田 和(よしだ・かず)さん。
「文系でも本当に大丈夫?」「IT企業は一日中パソコンに向かう仕事?」「仙台でも大きな仕事に携われる?」学生ならではの率直な疑問を投げかけながら、トインクスの採用や研修、そして仕事の実像に迫りました。

【インタビューをしたのは……】
仙台・宮城の気になるあれこれを自ら調査し発信する「COLORweb学生編集部」
写真右:氏家 花爾(うじいえ・はなみ)さん/はなもん
東北大学 文学部人文社会学科4年。COLORweb学生編集部では「はなもん」のCOLORネームで活動中。
写真中央右:延谷 碧(のべたに・あおい)さん/のべたん
山形大学 社会共創デジタル学環2年。COLORweb学生編集部では「のべたん」のCOLORネームで活動中。
【お話を伺ったのは……】
株式会社トインクスのお二人
写真中央左:山田 健弘(やまだ・たけひろ)さん
株式会社トインクス コーポレート本部 ビジネスサポート部 人事労務課。システム開発を約15年経験。現在は採用を担当。
写真左:吉田 和(よしだ・かず)さん
株式会社トインクス 開発運用本部 システム開発3部 送変電開発課。文系学部出身・IT未経験で入社し、現在はシステム開発を担当。
文系・未経験からIT企業へ。決め手は「きちんと育てる環境」

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のべたん:吉田さんは、IT未経験で入社されたとお聞きしました。学生時代は文系だったのでしょうか?
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吉田さん:はい。尚絅学院大学の表現文化学科出身で、映像や言語、地域のことなどを学んでいました。ITの勉強を始めたのは、本当にトインクスに入社してからです。
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のべたん:就職は最初からIT業界に絞っていたのでしょうか?
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吉田さん:いえ、IT企業に絞っていたわけではなくて、「仙台で働きたい」という軸でいろいろな会社を見ていたんです。その中で、IT業界は新しいことを学び続けられる業界だと知り、自分の性格に合っていると感じました。
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はなもん:専門知識がない状態でIT企業を選ぶことに、不安はありませんでしたか?
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吉田さん:ものすごく不安でした。新入社員研修では専門知識を持った同期と一緒に学ぶため、「自分だけ遅れているのでは」と心配になることもありました。ただ、弊社には配属後も手厚いフォローを受けられる体制があります。経験を積むにつれて、不安は少しずつ消えていきました。

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はなもん:数ある企業のなかで、トインクスを選んだ決め手を教えてください。
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吉田さん:研修制度が充実していることに加え、「人が魅力的だったこと」が大きかったです。説明会や面接でさまざまな企業の方と話しましたが、弊社の採用担当者はスキルだけでなく、一人の人間として自分を見てくれていると感じました。入社後も自分を大切にしながら、長く働けそうだと思えたことが最終的な決め手です。
選考で重視するのは、ITの知識よりも「人と関わる力」

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のべたん:採用する側としては、どのようなところを見ていますか?
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山田さん:IT企業なので専門的な知識や技術も大切ですが、選考ではそれ以上に人柄や内面を重視しています。仕事では多くの人と関わるため、協調性やコミュニケーション力が欠かせません。周りと臆せず話せることや、自分から動く積極性、新しいことに挑戦する姿勢などを見ています。
技術は、入社後の研修やOJTを通して身につけることができます。だからこそ、長く一緒に働くうえで大切な人間性を重視しています。 -
のべたん:実際に、文系出身の社員はどのくらいいるのでしょうか?
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山田さん:全体では文系が約3割、理系が約7割ですが、ここ数年の新入社員では文系出身者が増えています。選考時にIT技術があるから有利になるということはなく、内面を重視して採用した結果ですね。入社後に経験を積むほど、文系・理系の差はなくなっていきますし、文系出身で活躍している社員もたくさんいます。
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はなもん:IT企業というと、一日中一人でパソコンに向かって黙々と作業するイメージがあります。どのような人が向いていますか?

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山田さん:意外に思われるかもしれませんが、話すことが好きな人の方が向いていると思います。システム開発は、お客さまのお困りごとや「こうしてほしい」という要望を聞き取り、形にしていく仕事です。
パソコンの画面の先には、必ず人がいます。お客さまの考えを引き出し、専門用語をかみ砕いて説明する力が必要です。パートナー企業と連携して開発する場面も多いため、実際には会話を重ねながらチームで進めていきます。 -
はなもん:イメージが大きく変わりました。ITの仕事は、ずっとパソコンに向かって作業していると思っていましたが、人と関わることが多い仕事なんですね。
基礎研修と実務で、経験しながら適性を見つけていく

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はなもん:未経験者は、入社後にどのように仕事を覚えていくのでしょうか?
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山田さん:入社後は、まず3カ月間の共通研修でITの基礎やプログラミングを学びます。研修では、経験者と未経験者をバランスよく配置したチームで、簡単なアプリケーションをつくる実習も行います。未経験者が経験者に教えてもらいながら、実践を通して学べるようにしています。
その後は、システムをつくる「開発部門」と、システムが動く土台を支える「運用部門」を、それぞれ6カ月ずつ経験します。実際の業務に携わったうえで本人の適性や希望を聞き、配属を決めます。本配属まで約1年3カ月かけて、じっくりと自分に合う仕事を見つけていく流れです。 -
はなもん:吉田さんは、実際の研修を経験してみてどのように感じましたか?
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吉田さん:同期は年齢が近く、みんなで昼食を食べるなど、学校の延長のような楽しい雰囲気もありました。学んだ内容は難しく、分からないこともたくさんありましたが、3カ月間で自分の成長を強く実感できました。

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のべたん:本配属後は、どのようにキャリアを積んでいくのでしょうか?
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山田さん:最初はプログラミングや端末設定など、現場で手を動かす業務からスタートします。小規模なプロジェクトや、大規模プロジェクトの一部に加わりながら、システムの中身を理解していきます。そうした現場での知識があるからこそ、後にお客さまの要望を正確に聞き取り、開発へ反映できるようになります。経験を積んだ後は、プロジェクトをまとめるリーダーへと役割を広げていきます。
また、全社員を対象に半年に一度ほど上司との面談があり、現在の業務の振り返りや「将来どうなりたいか」を定期的に話し合います。一人ひとりと話しながら、中長期的なキャリア形成を支えています。 -
のべたん:本配属までの1年3カ月は、ただ教えてもらう期間ではなく、実務経験を積みながら適性を確かめる時間なのですね。未経験者にとっても、安心して成長できる環境だと感じました。
暮らしに欠かせない電力を、ITの力で支える

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のべたん:仕事で「地域に貢献している」と実感するのは、どのような時ですか?
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山田さん:私たちの主なお客さまは東北電力です。電気は、地域の暮らしに欠かせない重要なインフラです。その安定した供給をIT面から支えることが、間接的に東北の暮らしを支えることにつながっています。そこにやりがいを感じている社員は多いと思います。
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吉田さん:私自身も仙台出身なので、自分が育った地域に仕事を通して貢献できることにやりがいを感じます。自分が携わるシステムが、地元の電力供給を支えている。その責任は大きいですが、地域に根差した企業だからこそ得られる実感だと思います。
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はなもん:専門用語や新しい技術を学び続けるのは、大変ではありませんか?
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吉田さん:覚えることは多く、今も毎日が勉強です。ただ、開発は基本的にチームで進めていきます。私のチームは社員や協力会社の方を含めて10人に満たない規模ですが、プロジェクトによって人数はさまざまです。調べても分からないときは周りの人に聞き、それでも解決しなければ上司に相談します。一人で抱え込むことはありません。
仙台に腰を据え、大きな仕事と長いキャリアを描く

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はなもん:仙台でIT企業に就職する魅力を、どのように感じていますか?
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山田さん:弊社は、社員の約97%が仙台市内で働いています。一部は青森の営業所や東北電力のサポート拠点などで勤務していますが、ほとんどの社員が仙台を拠点にしています。転勤の有無は企業を選ぶうえで大切な条件の一つですから、仙台で腰を据えて長く働きたい方には、ぜひ注目していただきたいですね。
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はなもん:女性にとっての働きやすさはいかがですか?
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吉田さん:長く働きやすい会社だと思います。産前産後休暇・育児休業は取得しやすいですし、男性の育児休業取得も進んでいます。私のチームにも短時間勤務を利用している方がいますし、家庭の都合に応じて時差勤務やテレワークを活用することも可能です。ライフステージが変わっても、柔軟に働き続けられる環境が整っています。
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のべたん:最後に、これから就職活動をする学生へメッセージをお願いします。
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吉田さん:ITの勉強は入社後でもできます。ですから、学生時代にITの勉強に縛られる必要はありません。私自身、アルバイトやサークルなどさまざまな経験をしてきました。一見ITとは関係のない経験こそが、お客さまとの会話や仕事上のコミュニケーションに生きていると感じます。たくさん遊んで、たくさん勉強して、今しかできない多様な経験を積んでほしいですね。
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山田さん:私も同じ意見です。専門技術は入社後に身につけられますが、さまざまな世代の人と関わる人間力は、学生時代の幅広い経験からも育まれます。アルバイトや趣味、遊びの経験も、人と話すきっかけになります。今しかできないことに全力で取り組み、学生生活を楽しんでください。

まとめ
取材前は、「IT企業は専門知識を持つ人が、パソコンに向かって黙々と働く場所」というイメージを持っていた二人。しかし、お客さまの思いを聞き取り、仲間と相談しながらチームでシステムをつくる仕事には、技術だけでなくコミュニケーション力が欠かせないことを知りました。
文系・未経験からでも、基礎研修と実務を組み合わせた約1年3カ月の育成期間を通して、自分の適性を見つけながら成長できる。さらに仙台に拠点を置きながら、東北の暮らしを支える大きな仕事に携わることができる。二人にとって、IT業界がぐっと身近に感じられる取材となりました。
「自分には専門知識がないから」と選択肢を狭めてしまう前に、その企業が何を大切にし、どのように人を育てているのかに目を向けてみる。そこから、これまで想像していなかった未来やキャリアの可能性が見えてくるかもしれません。
PROFILE
株式会社トインクス(本社:宮城県仙台市)は、情報システムの企画・コンサルティングから開発、保守、運用までのトータルソリューションを提供するIT企業です。上流工程から下流工程までのワンストップサービスを強みに、ITを通じて東北地域のエネルギーの安定供給を支え、自治体や一般企業に高品質な情報システムサービスを提供。データセンターやクラウドサービス、電子認証サービスなどで、東北地方のIT化に貢献しています。
株式会社トインクス
Photo:SENDAI INC.編集部
Words:笠松宏子